介護、老人ホーム

2001年1月10日
やはり、足りない。
お金も時間も。
体とともに、心が疲れる。
「そこ」に入ると言うことはものすごく大変。
独特の空気の中、ものすごく人と関わる空間で。
食事もおむつ替えも。
言ってしまえば、それだけのこと。
時間のなさから流し込む。
それを断固として拒否する姿。
他のところを回ったりして、もう一度話かけながら時間をかけて人と向き合って食事する。
人としてあること。
尊厳が欲しいんだ。意志がある。
忙しさ、その場にある空気に飲み込まれちゃいけない。
だから時間をかける。
必要なのは心のある時間。

昔ボランティアで行ったけれど、辛かったな。
1日いるくらいはどうって事・・・無いんだ。
でもだんだん。
手間をかけないように「どんどん食べさしてもろてかんまんけんな」と口を開けて催促する人がいた。
とても悲しかった。そうやって家でも手間取らせないから受け入れを願っているのかと。
私はその人に付いていられた。たくさんを見る必要はなかったから。けれど、そうじゃない。
たくさんを見てどんどん時間があるから効率的に出来るだけ早く。
食事介助、様々な状態の人がいて食事の状態も違う。
でも、どこにも時間なんて無いんだよな。

時間が欲しい。人にも、私にも。心を守るため。

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